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てんかんを持っている女性が生理不順で悩んでいることがあります。てんかんの治療薬によって多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を発症することもあります。

不妊の原因の1つでもありますから、てんかんについて詳しく説明していきたいと思います。また、てんかん患者が妊娠するときの注意点もご紹介していきます

 

てんかんの薬がPCOSを発症させる!?

てんかんの治療としては、その度合いや体に合う治療薬をみつけていくことになりますが、薬の中にも、月経異常を引き起こすものがありますから、注意が必要です。

抗てんかん薬の中で、バルプロ酸(デパゲン、セレニカ)は、服用者の50%以上に、PCOSの症状があるといわれています。 てんかん女性の20%前後がPCOSなのに対して、この薬を服用しているとPCOSの確率が高くなります。子供のころから、このバルプロ酸を服用し、思春期に生理不順であると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の傾向が高く、また、男性ホルモン(アンドロゲン)の数値が高くなることがあります

てんかんの病気が原因というよりも、薬によって生理不順が起こることが多いです。そのため、思春期に入るころに、医師の状況判断によって、バルプロ酸を減らしたり、違う薬に変えたりすることもあります

てんかんもちが妊娠するということ

てんかんの発作によって、切迫流産や切迫早産になりやすいといわれているため妊娠するのも注意が必要になります。また、妊娠してからも、てんかん発作時、転倒してしまうことで胎盤剥離や胎児死亡ということも考えられます

だからといって、妊娠できないわけではありません。通常の妊婦より注意が必要ですが、てんかん患者が妊娠しているケースはあります。

また、てんかんをもつ女性は妊娠して奇形が生まれる頻度は、約11%と発表されているのですが、これは、通常の奇形発生頻度の約4%よりは高くなっています。ただ、この結果は、抗てんかん薬をいくつか併用したことによるもので、単独で使用した場合の奇形発生率は約4%程度なので通常と同じです。

奇形の種類としては、口唇裂、神経管欠損(二分脊椎)などがあります。

抗てんかん薬には、バルプロ酸以外に、カルバマゼピンやバルビツール、フェニトインなどがあります。併用することで、奇形頻度が高くなります

併用してはいけないてんかん薬の一例

●バルプロ酸とカルバマゼピン

●バルビツールとカルバマゼピン

●バルビツールとフェニトイン

抗てんかん薬を飲んだだけで、奇形が生じるというよりは、出産時の発作や、遺伝的なことも関係してきます。

ラミクタールという薬は、ピルと併用するとお互いの作用を弱めてしまうことがあります。そのため、避妊目的にピルを服用していたのに妊娠する確率が高くなることもあります

抗てんかん薬は葉酸を減らしてしまう!?

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妊娠初期に葉酸を摂取すると胎児の神経管欠損(二分脊椎)予防になるといわれています。

※神経管閉鎖障害という神経管の発育不全になるリスクを減らすこと

 

しかし、てんかん薬は、血中の葉酸を減らしてしまうことがあります。

もともと、日本人の食生活ですと、葉酸は食べ物からの摂取で足りているのですが、てんかんの人は、葉酸サプリなどで葉酸を補充しておく必要があります。

葉酸は、貧血や赤血球の細胞を助ける働きがあるため、不足すると貧血症状などがでてきます。普段の食生活で、緑黄色野菜を多めにとりつつ、サプリも併用するのもいいです。妊娠を希望するなら、なおさらおおめに、葉酸サプリなどで摂取しておくほうがいいかもしれません。

葉酸は、水溶性ビタミンのため、多く取りすぎても、尿として排泄されるので、副作用はありませんが、サプリメントなどで摂りすぎると、じんましんや発熱などがでることもあります

葉酸は、厚生労働省や医療機関で推奨され、妊娠初期から多くの女性が摂り入れています

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てんかんとPCOSを併発

てんかんで多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になっているのであれば、薬を変えてみるのも必要ですが、そのほかに、普段の食生活や、生活環境を見直してみてください。

PCOSは、排卵障害の1つですが、軽度の人はPCOS持ち自体知らずに、たまに排卵することで妊娠に至ることが多いですが、重度のPCOSの人は、排卵誘発剤でも妊娠しづらい人もいます。

しかし、先ほど紹介した葉酸サプリやPCOSの症状を緩和するサプリを利用して、様子を見るのもいいです。

抗てんかん薬が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を発症させてしまうことが多いため、妊娠できないのではないか?と悩む人もいますが、PCOSは、人それぞれ体質のように状態は違います。婦人科を受診して、てんかんがあることを伝え、治療していくといいです。

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